
第一子を出産後,一年間の育児休暇を頂き,女性支援プログラムで出産前と同じ職場に復帰することができました。仕事,育児には個個人それぞれ考え方があり,家庭環境にも大きく左右されますが,いずれにしてもすべてを完璧にこなすことは難しいと思います。私は大学院生でもあったため,病院勤務と研究,育児をどうこなしていこうかと悩んでおりました。女性医師ならば,多くの人が同じような状況に陥るのではないでしょうか。正直に言えば,わが子より大切なものはありません。職場での私の存在よりも家庭におけるそれのほうがはるかに大きいのです。しかし,だからといって,一緒にいる時間だけが愛情や家族の絆を深めるものではないと感じます。妻や母親がやりがいのある仕事を持っていることは家族にとっても決してマイナスではないと信じています。私は女性支援プログラムと上司の理解のおかげで,自分の仕事,育児に対する考え,希望が受け入れられ,病院勤務,研究どちらもあきらめず何とか続けられています。変則的な勤務で迷惑をかけることも多く,上司や同僚の理解,協力に支えられていることを実感します。私のように,出産,育児により一時仕事を離れても,このプログラムにより復職できる女性医師が増えることを願っております。
私は現在、岡山大学で女性支援プログラムにおいて、時短勤務で働かせていただいております。私には現在、小2・年中・1歳の3人の息子がいますが、3人目の出産後復帰する際が、ちょうど長男の小学校入学時期と重なり、保育園の時代より帰宅が早くなるため、常勤として勤務するのが困難になっていた時でした。そんな時、岡山大学では女性キャリア支援計画が始まっており、大学全体で家庭と両立可能な復職支援プログラムを後押ししてくれるということで、これなら子育てと両立しながら働けると思い、大学勤務を希望させて頂きました。また、その際は以前より勉強したいと思っていた不妊・内分泌分野をメインで勤務させて頂けるという配慮も頂きました。やはり限られた時間で常勤の先生方と同じようにすべてのことをしようとしても、どれも消化不良に終わる可能性がありました。集中して専門分野を勉強する良い機会だと思い、無理のない範囲でしかも自分の興味のある分野をやらせて頂けるので楽しく仕事をさせていただいております。もちろんこれには、教授・医局長をはじめ、一緒に働く医局のすべての先生方のご理解とご協力があったからこそ、実現できたことであり、大変感謝しております。当教室は、とても雰囲気がよく、女性医師の数も多く、医局全体が子育て中の医師(女性に限らず男性も!)に理解があり、男性の先生ともよく子育て話で盛り上がることもあります。そういった雰囲気があるのが何より子育て中の医師にとっては有難く、両立を続けるモチベーションも上がります。産婦人科に興味を持っているけれど、昨今の報道などで大変そうと躊躇をしている人がもしいれば、現在は産婦人科医全体が一丸となって改善にむけて努力をしているので、興味のある方はぜひやりがいのある産婦人科医になってもらいたいなと思います。
平成20年6月5日に岡山大学病院で2850gの女児を出産し、10月から復職させていただいています。復職の際には、娘がまだ4ヶ月ということもありかなり戸惑いましたが、大学病院では女性支援システムが立ちあげられており、そのシステム内でフレキシブルに勤務できるということもあり、思い切って復職させていただきました。また院内には院内保育園も併設されており、昼休みには授乳に行くことも可能ですし、子供の調子が悪く心配な時には 様子を見に行くことも可能です。通勤の行き帰りも娘と一緒なので、車内で一緒に過ごすひとときが憩いの時間となっています。ただ、自分が娘の送り迎えや育児があり時間制限があるため、思うように勤務できないことも多く、周囲の先生方には大変ご迷惑をおかけしています。先生方やスタッフの方々のご理解とご協力をいただ き研修を続けさせていただいていることに感謝の毎日です。