周産期チーム
スタッフ紹介
研究内容
下記テーマで臨床的、基礎的な研究を進めています。
- 妊娠糖尿病
日本人の現代病として非常に多い糖代謝異常と肥満の影響、特に胎児発育への関与と奇形発症メカニズム、インスリン抵抗性、アディポサイトカイン、およびスクリーニング法に関する研究を行っています。また妊娠全期間における管理の新知見や、血糖コントロールが及ぼす母子への様々な効果について啓発活動を行っています。 - 妊娠高血圧症候群
母児ともに重大な影響を受ける妊娠高血圧症候群の発症機序への胎盤由来の血管新生関連因子や脂肪由来のアディポサイトカインの関与、インスリン抵抗性の関与、胎盤形成過程におけるトロホブラストの関与についてモデルマウスを用いた研究を行い、発症予知、予防法などの開発を目指しています。 - 妊婦・胎児の栄養代謝、子宮内胎児発育不全とメタボリックシンドローム
最新の体組成計や代謝計を使用して、あらためて「母児の健康とは何か」を追求すべく、妊娠前からの母体の栄養状態が妊娠中の合併症や児へ及ぼす影響、プレコンセプションケアと不妊症・不育症との関連性、生活習慣病胎児起源説に関する研究を行っています。 - 超音波画像診断
胎児の心機能評価、前置胎盤の癒着・出血リスクの予想、切迫早産に関する頸管熟化の判定、頸管縫縮術における超音波利活用、AIを用いた診断補助の検討を行っています。